2013年6月19日水曜日

わが子への愛はアイドルへの愛に似ているかも。

ぽにょ太はずいぶんと長い間、 わたしを後追いしたり、姿が見えなくなっても泣いたりしなかった。

買い物に行っても、わたしの後を追うどころか、あっという間に楽しそうにどこかに走っていってしまう。

こどもは泣きながらお母さんを追いかけるものだと思っていたのに、必死に泣きながらぽにょたを追いかける私だった。

ゲームセンターで本屋さんで、わたしのほうを振り返らず楽しそうに笑っているぽにょ太。私は何年間もぽにょ太の背中を観ながら過ごした。





そのころ偉い先生たちが書いた本に
“自閉症の子は人の顔がみな同じに見える”
“人とものの区別は付かない”
なんて書いてあるのを読んだ。1冊だけじゃなく何冊も。
今は、そんなことを言う偉い先生は減ったみたいだけれど。

さびしいなと思ったけれど、ぽにょ太は変わらず可愛かった。
人は愛してくれない相手も愛せるんだなと思った。



あれ?

最初に好きになったのは、フォーリーブスの公ちゃんだったっけ(年代が古っ)
郷ひろみにあいざき進也に、

思春期になってQueenに夢中になったな。

ぽにょ太産んでからも、いろいろと、主にミュージシャン。

わたしがこの世に存在していることさえ知らない人なのにそんなことは気にせず、その人が笑えば幸せになり、その人が泣けば悲しくなって。体調が悪いと聞けば本気で心配して。

子どもへの愛とアイドルへの愛。ちょっと似てるかも。
アイドルっていうのは、“アイドル” として売っている芸能人とは限らない。
ミュージシャンだったり、スポーツ選手だったり、作家だったり。相手が自分のことを知ってるかは関係なくつよく心惹かれる人のこと。


人は、自分を好きになってくれない人でも好きになれる。そう思うとなんだか嬉しい。
相手にとっちゃ“うざっ” って思うこともあるんだろうけど。


自分の母親、大好きだったけど、うざっ!って思ったもんなあ。

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