2013年5月2日木曜日

忘れる脳と忘れられない脳

私は物覚えが悪い。そして忘れっぽい。荷物を2つもって出ると、どっかに1個忘れてくる。

子供の頃のこともあまりよく覚えていないほうらしい。

同じくらいの歳のママ友さんたちと話しているとそれがわかる。小さい頃観たアニメの内容、そのころはやったアイドルやミュージシャンのヒット曲やアルバムの発売順などちゃんと覚えている人の多いこと。

わたしはすべてうろ覚えで、ハマっていたヒーローものの大まかな内容さえ よく覚えていない。

北海道に住んでいた5歳くらいまでのことはそれ以後のことよりもよく覚えている。きっと北海道にいた頃はそのあとより幸せだったんだろうな。

画像:足成


ぽにょ太はもの覚えがいい。

毎日、わたしのバッグに携帯やデジカメやなにやらを入れてくれるぽにょ太。ぽにょ太と一緒に出かけるときは忘れ物がないので困らない。その日は必要ないものまで全部入れてくれるのがちょっと困るけれど。

小さい頃に数回聞かせただけのフランス語の童謡を大きくなってから突然歌いだしてびっくりしたことも。日本語の会話さえできないのにフランス語の歌は歌えるの?と。





ぽにょ太が1歳10ヶ月くらいの頃だったと思う。ディズニーランドで遊んで、さあ帰ろうと砂利だらけの臨時駐車場に向かった。

今のディズニーリゾートの駐車場からは想像できない目印のないだだっぴろい駐車場で、わたしは車のあるはずの方向へ歩き始め、ぽにょ太は反対の方向へ歩き始めた。

「どこへ行くのっ!もう帰るんだよっ!わがままいわないの!」
と、追いかけるわたし、捕まえた私の手を振り切り、泣きながら走るぽにょ太。そしてなぜか、私の車の前に到着。

わたしが別の方向に行っちゃうから車まで連れてきてくれたんだ。ごめんなさい・・

そんなエピソードは今も続いて新しく生まれている。



誰に言われた言葉だっけ?それすら覚えていない。
「この子は、写真を撮るようにいろんなことを覚えてるんだね。だから嫌なことも全部忘れられずに覚えているんだよね。辛いだろうね。」

その言葉があたっているかどうか、はっきりはわからない。ぽにょ太は会話ができないから確かめられない。どのくらい覚えていて、どのくらい忘れることができるんだろう?

すべてを忘れない、わけではないと思う。なんとなくそんな気がするし、そうであってほしい。

いつも穏やかなぽにょ太がたまに突然泣き出すことがあるのはそのせいなのかな?なにかを思い出して泣いているのかな?


わたしが、本当は他のことで怒りたいのに本人にぶつけることができなくて、なにも悪くないぽにょ太に八つ当たりして叱ったりした事も私は忘れてもぽにょ太は覚えているんだろうか?

それはどんどん、ぽにょ太の中にたまっていくんだろうか?
ごめんね。本当にごめんね。


わたしがこの世からいなくなったあと、ぽにょ太が毎日楽しいことを思い出せるようにしよう。

お金はかからない。時間が無くても大丈夫。眉間の皺をゆるめて沢山笑って、傷つく言葉を引っ込めてやさしい言葉で話しかければいい。それだけだ。




そうそう、自閉症だったわたしへのドナ・ウィリアムズが、ほとんど忘れられない脳の持ち主だった。

本のカバーにドナの写真が小さく載っていた。とても綺麗で可愛い人でとてもびっくりしたんだった。

実際にドナにあった人の話がどっかに書いてあったけど(うわー。それもどこだったか思い出せない) 透明感のある、 妖精のように美しい人だそうな。

久しぶりにこの本を読んでみよう。

※“忘れない脳”でググってみたら、こんな本も出てきました→忘れられない脳

※誤解を防ぐために追記。自閉症の人は記憶力が高い人が多いけれどすべての自閉症の人が記憶力が高いわけではないし、記憶力が飛びぬけて高いから自閉症ってことにもならないです。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自閉症へ にほんブログ村 その他生活ブログ 日課・生活習慣へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ありのままの自分へ
PR

0 件のコメント:

コメントを投稿